私、実は熱帯魚飼育歴20年以上でして、ABYの熱帯魚図鑑というブログもやっているのですが、観葉植物の育成を始めて熱帯魚飼育と観葉植物飼育の共通点に気付いてしまいましたので、それをこれから書こうと思います。
巷にあふれている情報を鵜呑みにしてはいけない
熱帯魚については、こんなにネットが発達する前から飼育していて、かつペットショップの熱帯魚担当であったこともあるので、その経験からして明らかに間違っている情報が散見されていたし、正しかったとしてもあくまで一般論なのでこれをベースに色々と臨機応変に対応しないといけないよな、と思っていたのですが、つい先日、シェフレラの育成方法についてこれを感じましたね。
明らかに間違っているかというとちょっと違うのかもしれませんが、多くの人が「生育期(5月~9月頃)以外はシェフレラは土が乾いてから2~3日後に水をたっぷりあげるのがいい」と言っていたので、その通りにしていたら、下の画像の赤丸部分のように、せっかく出てきていた新芽の一部が枯れてきてしまいました。
明らかに水切れのサインだと思い、土が乾いてからすぐに水を与えるように切り替えました。残念ながら枯れてしまった部分は回復せず、そのまま枯れ落ちてしまいましたが、翌日には元々下を向いていた他の新芽が上向きになり、気持ち成長もしているように感じます。↓
ここからはおそらくですが、僕がいま使っている土がプロトリーフという土で、土というより砂利?っぽい感じで保水性が低いので、普通の土よりも早いタイミングで水を与える必要があったのでは、と思っています。
いわゆる通常の観葉植物の土を使用していればよく言われている「乾いてから2~3日後」でもおそらく問題なかったかと思いますが、そもそもの前提条件が違ったためこういったことが起こったのだと思います。
あ、プロトリーフを批判しているわけではなく、あくまで上記のような性質を知った上で使用するべきだなと思ったということです。実際、渇き具合が一目で分かりますし、成長具合も問題ないので非常に気に入っています。
プロトリーフについて、実際に使用した感想を知りたいかたはこちら→【プロトリーフ】室内向け観葉・多肉の土のメリットデメリットを解説 - 観葉植物ライフin築古マンションをどーぞ。
今回は、発信されていた情報が誤っていたということではないと思いますが、相手が生き物なので、頑なに得た情報に従うのではなく、状況を見ながら臨機応変に対応しないといけないね、という教訓を得ましたね。
日々の観察が大事
これは上で書いたことにもつながるのですが、やはり日々の観察は大事です。今回も新芽の変化にいち早く気付いたので大事には至らなかったですが、気付かずに飼育していたらもしかしたら新芽が全て枯れ落ちていたかもしれません。
また、新芽の状態だけでなく、土の渇き具合も日々見ていたのが功を奏しました。熱帯魚とか動いている生き物だと日々観察するのはなんとなく当たり前のような感じがしますが、これが観葉植物となると、インテリア的な感じになって放置されてしまうことも多いかもしれません。
日々観察していれば熱帯魚の白点病を早期発見できて重症化を防ぐことができるのと同じように、観葉植物に関しても日々「変わったことがないか?」を見てあげることが大事だと感じました。
あと、これは全然さぼっているのですが、ほんとは毎日(じゃなくても定期的に)同じ角度から写真を撮ってあげるといいですよね。なんとなくの感覚ではなく、明確に過去との比較ができるので。
でもなんか写真撮るのがすごい苦手で嫌いなんですよね(笑)。なので毎日の観察でカバーするようにしています。
構いすぎてはいけない
これに関する失敗談は今のところないのですが、熱帯魚飼育を経験してなかったら水をあげすぎたり、必要のない肥料を与えたり、冬なのに剪定とかしちゃってたかもしれません。熱帯魚飼育で言うと、餌をあげすぎたり、水換えをしすぎたり、って感じですかね。
まとめ
観葉植物も熱帯魚生き物なので共通点はたくさんありますね、と思いました。